- 2005-03-19 (土) 19:41
- GANKUTSUOU(巌窟王)
「全ては崩れ去ったのです」
いつもの語りで始まるんだけど、アルベールが伯爵の真実を知ると思うと、いつも以上に切ないです。
アルベールは問いただす。今まで自分が見知ったモンテ・クリスト伯爵が偽りでなかったことを信じて。しかし、それは悲しくも崩れ去った。伯爵は頭を垂れる。「ありがとう。今まで本当に君は・・・役に立ってくれた。心から・・・感謝する」と。
実のところ、この先の話の展開を知ってしまっていて、ちょっと・・・なんというか、怖くて観られなかった、かも。
ええ、すっかりアルベール化しちゃってますね(T▽T)
「僕の言葉は・・・もう、貴方には届かないと、そう言いたいのですか」
最初の伯爵とアルベールのやり取りがまた、グサグザと針の山に足を踏み入れてるみたいで辛い。
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巌窟王 第9巻 アレクサンドル・デュマ 前田真宏 中田譲治 by G-Tools |
では、失意のどん底感想~
「最初に伝えた筈だ。全ては、必然だということを」
「君がモンデゴの息子でなければ、どうしてルナで君に出会わなければいけなかった・・・と、いうのかね」
「君が信ずるところの友情とやらを、少々利用させていただいた、という訳だ」
伯爵、容赦なし。
たぶん、それでもアルベールは心のどこかで伯爵を信じようと必死だってのは、分かる。観ているこっちも、同じ気分だもん。
「僕と貴方が共に過ごした時間が、全部まやかしだったなんて・・・僕は信じない!絶対に!」
なのに・・・ニッコリといつもの伯爵の笑顔の後に
「愚かな少年よ」と、一蹴して高笑い(T▽T)
ああ~~、アルベール壊れそう(笑) いや、笑い事じゃないんだけど。
でもって、可愛さ余って憎さ100倍。
アルベール、伯爵に白手袋を投げつけて決闘成立です。
泣けるよ~、アルベールが伯爵と出会うキッカケになった懐中時計を壊すシーン。
「死は確実。時は不確実」
そう刻まれた懐中時計は、アルベールにとって伯爵との絆だったんだけど・・・。
父親の失脚とか家族の真実というより、伯爵に裏切られたことが、彼にとって重大なことだったんだよね。
でも、そのアルベールは10数年前のエドモン・ダンテスの姿に重なる筈で。
そのことに、伯爵が何も感じてない・・・とは、思えないんだけどなぁ。
さて。
フランツが「アルベール、待ってろよ!」と、帰ってきました。
でも、刻既に遅し。
アルベールがフランツという友人の大事さに気がついたことも、伯爵との決闘を決めてしまったことも。
どちらにとっても、遅かった・・・ってことになるんでしょう。
「どうしても、これだけは俺がやらないといけないことなんだ。あいつは俺を騙し、姑息な手で俺をハメやがったんだ。最も卑怯な手で俺を愚弄し、俺をメチャクチャにしたアイツを・・・俺は、絶対に許すことは出来ない」
そして、もう一つの伯爵の真実。
伯爵がかつて、自分の母の婚約者であり、宇宙で語られた物語が伯爵自身のことであったことを知る。
フランツにしたら、何でもいいから、どんなカードを出しても決闘させたくないっていうのが分かる。
もちろん、それでもアルベールの決意が変わらないって気持ちも分かる。
「そんなに憎ければ、さっさと殺せばいいものを・・・くそっ、俺の心を弄びやがって!」
この台詞だけ聞くと、危険です(笑)
「それでも行くのか・・・アイツのところへ」
フランツの台詞も、セットで危険です(^^; どーして、そういう台詞回しになるんだ。
どんな気分だったろう。
かつて愛した、自分を裏切り深く憎んだ女性から、自分の本当の名を呼ばれた時の伯爵は。
「もはや、彼自身はこの中にはいないのです」
う~ん、まるで自分自身に言い聞かせでもしてるみたい。でも、本当に覚悟を決めちゃってるんだよね。
ブローニュの森での、アルベールとの決闘の場へ彼女を呼んだんだから。
覚悟を決めたっていえば、フランツも。
アルベールの誕生日を祝う名目で、ユージェニーに渡したアルベールへのカード。アルベールとワインを酌み交わして笑う顔。
ああ、もう。
次の回を見るのが怖い(TへT)
アルベールの為にユージェニーが作った曲。
オープニング曲の「We Were Lovers」でしたが、めっちゃ意味深。
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